袴田巌さんの再審をめぐる第1回三者協議が静岡地裁で開かれる 検察は方針決定までに3カ月の期間を求める

いわゆる袴田事件の再審=裁判のやり直しをめぐり、静岡地裁で三者協議が開かれ、検察は方針決定に3カ月必要と考えを示しました。

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袴田巌さんの再審をめぐる第1回三者協議静岡地裁で開かれる 検察は方針決定までに3カ月の期間を求める

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記者:
「再審担当される裁判官にお会いするのは今日初めて?」

ひで子さん:
「初めて。本日初めてです」

 10日午後2時ごろ、浜松市の自宅を出発した袴田巌さんの姉・ひで子さん(90)。

林輝彦アナウンサー:
「午後4時前です。弁護士と袴田巌さんの姉・ひで子さんらが静岡地裁に入っていきます。これから三者協議が行われます」

 1966年旧清水市でみそ会社専務一家4人が殺害された事件で、死刑判決を受けた袴田巌さん(87)の再審が3月20日に確定しました。

 再審公判に向けて静岡地裁で午後4時からおよそ1時間にわたり、裁判官、検察、弁護団による三者協議が開かれました。

小川秀世事務局長:
「検察官は方針を決めるのに3カ月欲しいという。7月10日までにはという話で全く予想外で、我々としても非常に憤りを感じている」

弁護団のの小川秀世事務局長によりますと、10日の話し合いで再審公判の期日は決まらず、5月29日と6月20日にも三者協議を行う予定だということです。

 また、裁判所は確定記録を取捨選択して必要ないものは公判に提出しないよう求めました。