高波にさらわれた息子助けようと父親も海へ…海上保安部が水上バイクで2人を救助 静岡・伊東市
静岡県伊東市の堤防で12日、高波にさらわれた大学生の息子を助けようと、父親が海に飛び込みましたが、2人とも陸に戻れなくなり、下田海上保安部に救助されました。息子はドクターヘリで搬送されましたが、命に別状はないということです。
伊東警察署と下田海上保安部によりますと、12日午後1時ごろ、伊東市の堤防で釣りをしていた東京都の20歳の男子大学生が高波にさらわれて海に転落しました。一緒にいた56歳の父親が、救助しようと浮き輪を投げ入れて海に飛び込みましたが、2人とも陸に戻ることができなくなり、浮き輪にしがみついて救助を待ちました。
2人は間もなく、下田海上保安部の水上バイクで救助されましたが、息子は呼吸が浅く、ドクターヘリで搬送されました。会話ができるほどに回復している、ということです。
2人はライフジャケットを着用していませんでした。