被害の船会社3社が漁協への訴え取り下げ『和解』へ 静岡・焼津漁港の冷凍カツオ窃盗事件

 静岡県の焼津漁港で起きた冷凍カツオ窃盗事件で、被害に遭った船会社3社が漁協や水産加工会社などに損害賠償を求めた訴訟で、漁協分については訴えを取り下げたことがわかりました。

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被害の船会社3社が漁協への訴え取り下げ『和解』へ 静岡・焼津漁港の冷凍カツオ窃盗事件

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 関係者によりますと、訴訟を取り下げた船会社は、焼津市の極洋水産、新潟県の大倉漁業、長崎県の兼井物産です。

 3社は去年までに、焼津漁協と水産加工会社、運送会社などに対して損害賠償を求める訴訟を静岡地裁に起こしていました。漁協は3月、窃盗事件の管理責任を認めたうえで、被害に遭った15社に対し、総額6億7000万円の解決金を提示。3社は、漁協の謝罪を受け入れて和解案に応じ、23日、弁護士が漁協と職員らに対する訴えを取り下げる書類を静岡地裁に提出した、ということです。

 漁協は「書類が届いていないため コメントできない」としています。