ヘリ墜落で現地入りした航空事故調査官「コックピットがつぶれている」フライトレコーダーなし 静岡・島田市

島田市の山林にヘリコプターが墜落し操縦していた40代の男性が死亡した事故で国の航空事故調査官が現地入りました。

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ヘリ墜落 事故調査官現地へ

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きのう午後3時半ごろ、島田市大代の山林にヘリコプターが墜落し、操縦していた千葉県浦安市に住むパイロットの出村孝太郎さん(46)が死亡しました。
国土交通省によりますと、機体はロビンソン社製の自家用機で出村さん1人が搭乗し、三重県津市から横浜市に向かっていたということです。
当時、島田市には強風注意報が出されていました。
墜落を目撃した住民:
「(ヘリは)おしりを振りながら。いつもより振っているなと思った。風がすごく強かったからと思ったが、それと同時にほぼ垂直に落ちていった」
午後1時すぎ、国の運輸安全委員会の航空事故調査官2人が現地入りしました。
運輸安全委員・奥山克也航空事故調査官:
「機体は右に横倒し、コックピットがつぶれている状態。原形をとどめていない。」
この機体には飛行状況が分かるフライトレコーダーが搭載されておらず、墜落した原因の特定が難航しているということです。
今後、墜落を目撃した住民への聞き取りを行うほか散乱した機体を別の場所に移してさらに詳しく調べる方針です。
運輸安全委員・奥山克也航空事故調査官:
「突風など風の大きな変化に対しては機体の挙動が出てくるので、(墜落に)影響する可能性はある。機体調査を合わせて分析する」