静岡県側の富士登山者が昨年の1.3倍に…協力金も過去最高 遭難件数は63件と例年並み
静岡県は、この夏の静岡側の富士山の登山者数について、合わせて8万4千人あまりで去年と比べて1.3倍と発表しました。
県によりますと、7月10日から9月10日までの開山期間中の登山者数は8万4086人で、去年と比べ1万7903人増えました。また、富士山保全協力金の金額と協力率も過去最高となりました。コロナ禍前とほぼ同じ水準で、新型コロナの5類への引き下げで制限がなくなった事や世界遺産登録10周年の節目となった事などが要因としています。
一方、遭難件数は、県警のまとめで63件と例年と同じ水準でした。県は、外国人を含めた登山者に対する啓発内容を、山小屋の関係者と意見交換をしてまとめ、周知を図りたいとしています。