リフォーム詐欺容疑で神奈川県小田原市の男7人逮捕 富士宮市の女性から必要のない屋根修理費用代64万円をだまし取った疑い

静岡県富士宮市の高齢女性にうその説明をして、必要のない屋根の修理費用をだまし取るなどした疑いで、神奈川県の男ら7人が逮捕されました。

 詐欺と特定商品取引法違反の疑いで逮捕されたのは、いずれも神奈川県小田原市に住む屋根瓦修繕業の男(28)と自称建築業の男(29)ら男7人です。

 警察によると、7人は共謀して4月下旬富士宮市で、1人暮らしの71歳の女性の自宅を訪問し、リフォーム会社を名乗り「屋根瓦がずれている。このままだと雨漏りする」などとうその説明をして、必要のない修理費として、現金64万3000円をだまし取るなどした疑いが持たれています。

 屋根瓦修繕業の男と自称建築業の男がほかの5人に指示を出し、静岡県内外で100件以上、同様の犯行を繰り返していたとみられ、静岡県には今年3月までに、20件ほどの相談があったということです。

 7人は工事1件につき、平均でおよそ90万円を請求していたといい、被害額は少なくとも1億円近くになるとみられています。

 警察は7人の認否を明らかにしておらず、余罪についても調べています。