窃盗罪に問われた静岡県警の元巡査部長に懲役1年6カ月を求刑 「警察に対する信頼を失墜させた」 静岡地裁浜松支部
浜松市で7月、勤務中に車の中から現金などを盗んだ罪に問われている元静岡県警の白バイ隊員の裁判で、地検浜松支部は29日、懲役1年6カ月を求刑しました。
起訴状などによりますと、元県警交通機動隊の41歳の巡査部長の男は7月、浜松市中区佐鳴台の駐車場で、止めてあった車から現金18万円などが入ったバッグを盗んだ罪に問われています。
29日の裁判で、検察側は「職務から逸脱した極めて不適正な行為で、警察に対する信頼を失墜させた悪質な犯行」と指摘し、懲役1年6カ月を求刑しました。
一方、弁護側は、「被害者との間に示談が成立していて、被告人も罪を認め反省している」とし、執行猶予付きの判決を求めました。
元巡査部長はは最終陳述で「被害者・捜査機関・家族に申し訳ないことをした。生まれ変わったつもりで家族を支えられる人になりたい」と語りました。
判決は10月12日に言い渡されます。