ほんとうに秋? 最も遅い「猛暑日」/川根路に1年ぶりに汽笛/おとなしい男がなぜ…妻子殺し自殺図ったか/タクシー値上げ【一気にわかる今週の静岡】

秋なのに? 最も遅い「猛暑日」

9月28日(静岡・葵区)
静岡市民 70代:「汗びっしょりです。帽子ですね。あと日焼け防止といいますか、季節外れのものをしていますね」

静岡市民 30代:「真夏ですね。これは秋ではない」

 もうすぐ10月・・・にもかかわらず、28日、静岡市では35℃を超え猛暑日を記録。午後には最高気温35.8℃となりました。これまで東海地方で最も遅い猛暑日を記録したのは2010年9月22日で、13年ぶりに1週間近く記録を更新しました。

 この日、県内の最高気温は清水の36℃。浜松では32.8℃など、県内19地点中16の地点で30℃以上となりました。記録的な暑さに、まるで季節が逆戻りしたかのような今週…。

川根路に1年ぶりの汽笛…大井川鉄道が一部区間で運転再開

 川根路に1年ぶりの汽笛が戻ってました。大井川鉄道では、去年の台風15号の影響で、多くの区間で運休が続いていますが、10月1日から一部区間で運転再開に。それに先立ち、主力となるSL列車が試運転されました。

SL乗務員:「1年ぶりだったので、SLでまたこの地を走れてうれしく思う。みなさんも楽しみにしていると思うので、自分たちも頑張って運行していきたいと思う」

住民:「音を聞いてとんできた。久しぶりに。いいですね。懐かしい音で」

 運転が再開されるのは、家山と川根温泉笹間渡駅の区間です。これで大井川鉄道では、10月からおよそ半分の区間で運行再開となります。

大井川鉄道
静岡朝日テレビ

おとなしい男が…妻子殺して自殺図ったか

 今週水曜、富士宮市の富士脳障害研究所附属病院で、富士市に住む73歳の男が、それぞれ別の部屋に入院していた妻(72)と長女(40)を包丁のような刃物で刺して殺害し、その後自殺したとみられています。警察や病院関係者らへの取材によると、男は、午後2時5分ごろ、2人が入院する病棟に面会目的で入り、警察への通報が入る午後2時20分ごろまでの間に、最初に長女を、次に妻を刺したということです。

男を知る人:「おとなしいし 地域の行事も一生懸命やっていたし、ニュース見てびっくりするぐらいおとなしい人」

 富士宮市の病院で、73歳男が入院中の妻と長女を殺害し、その後自殺したとみられる事件。捜査関係者によりますと、長女は刃物が刺さった状態で見つかっていました。また、男も妻の病室で刃物が刺さったまま病院へ搬送されたことから、少なくとも2本の刃物を外部から持ち込んだ可能性が高いとみられています。

 関係者によりますと、長女は20年ほど前から入院、妻もおよそ半年前から入院していました。2人とも寝たきりで、意思疎通は難しい状態。男は、2日に1回の頻度で2人の面会に訪れていたと言います。男らを知る人は…。

近所の人:「おとなしいし、地域の行事も一生懸命やっていたし、ニュース見てびっくりするくらいおとなしい人。悪口言う人もいなかったと思う」

Q.どんな家族
A.「夫婦で娘さんの所にはお見舞い行っていたみたい」
Q.奥さんが入院する前は夫婦で
A.「そうです。奥さんは明るい人だったね。声高らかに笑うような人でね。倒れたというのが意外だったね。何あるかわからない。だから思いつめちゃったのかな。」

Q.(男)1人で入院されている2人を着替えを持って行ったり
A.「そうですね。お父さんが両方のね。大変だったと思うんです。なんかね、手助けもできなかったというのがね。一言二言声掛けができたかもしれないね」

 警察は、2人の死因について、胸を刺されたり、切られたりしたことによる失血死だったと発表しました。

富士宮市の現場
静岡朝日テレビ

タクシー運賃値上げ

林輝彦アナウンサー:「タクシーの運賃が値上がりになりました。初乗りが600円から660円になります」

 今週月曜、静岡市や浜松市、富士市など伊豆地域を除く県内すべてでタクシー運賃が値上げになりました。伊豆地域ではすでに11日から値上げされていて、これで価格を据え置いている伊豆地域の1社を除いて県内全域で値上げに。県内のタクシー運賃の値上げは、およそ3年半ぶりです。

Q.値上げについてどう思いますか?
利用客:「ちょっと厳しいですね」
Q.値上げしてもタクシーに乗りますか?
利用客:「乗りますね。交通手段がなかなかないので」

利用客:「わたしたちの年になると足代わりだから。高くてもしょうがない。乗るようになっちゃうんですよね」

 国土交通省中部運輸局によりますと、今回の値上げは、普通車の初乗り運賃の上限が600円から660円に。走行距離などに応じて90円加算される「加算運賃」も、これまでの311mから279mごとへと値上げになります。

タクシー運転手:「値上げしないと厳しいという感じはあると思いますね。すべてが上がっているので。値上げ分1割が大体燃料費に反映されちゃう。致し方ないって感じです」

 国土交通省中部運輸局によりますと、値上げの要請があったタクシー事業者からは、コロナ禍から客足が戻り切っていないことや、
ガソリン価格の高騰、ドライバー不足に加え、新型車両の導入で費用がかかることなどがあげられたということです。

林輝彦アナウンサー
静岡朝日テレビ