逆転無罪判決を受けた男性について静岡地検は控訴せず男性の無罪が確定

同僚の男性に対する暴行罪に問われ9月、静岡地裁で逆転無罪判決を受けた男性について、静岡地検は期限の4日までに控訴せず、男性の無罪が確定しました。

 無罪が確定したのは、伊豆の国市の建設作業員の男性(35)です。

 男性は2019年伊豆の国市の工事現場で、同僚の男性(当時56)に暴行を加え死なせた傷害致死罪に問われ、地裁沼津支部の1審で懲役5年の実刑判決を言い渡されました。

 その後の控訴審は一審判決を破棄した上で、静岡地裁に差し戻しました。

 差し戻し審で男性は暴行罪に問われましたが、静岡地裁は9月20日「犯罪の証明がない」などとして、男性に無罪を言い渡しました。

 静岡地検は4日の期限までに控訴せず、男性の無罪が確定しました。

 静岡地検は「控訴審で無罪判決を覆すことは困難と判断した」とコメントしています。

静岡地検