「計画的犯行だが被害額の一部を払っている」 農機具など盗んだ男に執行猶予付き判決 静岡地裁
静岡市葵区の農家などから農機具などを盗んだとして、窃盗の罪に問われた男に対して、静岡地裁は執行猶予付きの有罪判決を言い渡しました。
静岡市葵区の48歳の会社員の男は仲間と共謀し、静岡市葵区の農家などから農機具など4台(510万円相当)を盗んだとして窃盗罪に問われていました。
検察はこれまで「被告は実行役を務めるなど重要な役割を果たした」などとして懲役2年6カ月を求刑。弁護側は「積極的に加担したとは考えにくい。事件で得た報酬も返却しようとした」などとして執行猶予付きの判決を求めていました。
5日、静岡地裁の益子元暢裁判官は「被告は下見をしていて、犯行は計画的」と指摘。その一方で「被害額の一部を支払っている」などとして、懲役2年6カ月、執行猶予4年の判決を言い渡しました。