AV新法違反などの罪に問われている双子の兄弟は初公判で起訴内容を認める 静岡地裁
アダルトビデオに出演した女性に必要な書面を渡さなかった、いわゆるAV新法違反などの罪に問われている双子の兄弟の初公判が静岡地裁で開かれ、2人は起訴内容を認めました。
AV出演被害防止・救済法違反などの罪に問われているのは滋賀県大津市のアダルトビデオ制作業のおと本田伸太被告(41)と双子の兄(41)です。
起訴状によりますと、2人は去年4月から今年5月自らが制作したアダルトビデオに出演した20代の女性3人に、法令で定められた書面を渡さなかったなどとされています。
28日開かれた静岡地裁の初公判で、2人はいずれも起訴内容を認めました。
被告人質問で弟の被告はAV新法について「正規のメーカーに適用されるもので、個人投稿者には関係ないと思っていた」と話しました。
その上で「女性に拒否できる権利があることを伝えなかったのは不公平で申し訳なかった」と答えました。
AV新法は虚偽の説明や、無理やり出演させられる被害を防ぐなどのために、去年6月に施行され、県内では今回の事件で初めて適用されました。