小学1年生が「横断歩道の渡り方」学ぶ 手をあげる理由は… 高校生は「自転車の危険予測」であわや 静岡・三島市、浜松市
春の全国交通安全運動に合わせ、静岡県三島市ではこの春小学校に入学した新1年生が横断歩道の渡り方を学びました。
新1年生85人が交通安全教室に参加 三島市立北小学校
三島市立北小学校で開かれた交通安全教室。新1年生85人が参加しました。
指導員:「小さな体のみんなが手を大きく上げると、体も大きく見えて運転手さんに渡りますよというお知らせになります」
初めにそれぞれの教室で横断歩道の渡り方や公道を歩くときの注意点を学んだ子どもたち。その後は学校の外に出て実践です。
4人1組になって学校の前の歩道を歩いたり、歩道橋の階段を上ったり。
そして、横断歩道では教わった通りに大きく手を上げて、左右を確認しながら渡りました。
新1年生:「大変だった」
Q.どんなところが?
A.「右とか見るところ」
新1年生:「車とか自転車に注意したい」
県交通安全協会三島地区支部交通指導員 後藤智子さん:「小学校1年生の飛び出しによる交通事故は、過去5年間でも大変多く発生している。子どもが自分の命をどう守ったらいいのかということを学んで、事故にあわないように気を付けていただきたい」
高校生は「自転車の危険予測」 浜松市立高校
一方、浜松市では高校1年生が自転車の危険予測です。前方に止まったトラックの左側を自転車で通り過ぎようとすると…
「(自転車と車がぶつかりそうになって)わ!」
右折してきた車とあわや接触…。
教室に参加したのは浜松市立高校の新1年生369人。この高校では生徒の8割が自転車で通学しています。
地元の自動車学校や警察などが協力し、自転車通学を安全にしてもらおうと毎年開いていて、高校生は、見通しが悪い道路や交差点などで起こりうる事故を疑似体験しました。
男子高校生:「急に来たので、実際に起きたらこちらも向こうも止まらないので怖かった。事故が身近だと気付いたので交通ルールを守って安全に登校したい」
女子高校生:「遅刻気味のときとか急いでしまうと思うので時間に余裕をもって安全運転で3年間通学したい」
上池自動車学校 佐塚勇介指導員:「この春から初めて自転車に乗る人もいるので、自転車に慣れていない人もいる。どのような危険があるのか、経験・予測することを学んで実際に通学に事故のないように教えています」