静岡・焼津漁協職員の男 見返りもらっての犯行か 冷凍カツオ窃盗事件
静岡県焼津市で冷凍カツオ4トンを盗んだとして漁協職員の男が逮捕されたことを受け、焼津漁協は調査委員会を設置し不正の全容解明に取り組むと発表しました。
焼津漁協職員の男(40)は4月、焼津市の魚市場で水産加工会社役員の男(47)ら3人と共謀して、他の会社が水揚げした冷凍カツオおよそ4トンを盗んだ疑いで13日朝送検されました。捜査関係者によりますと男は容疑を認めているということです。
また関係者によりますと水産加工会社役員の男は「窃盗品を購入させられただけで、窃盗の指示はしていない」と容疑を否認していることが新たにわかりました。
焼津市内の水産加工会社によりますと、過去にも同様の被害が確認されていました。漁協職員の男は水揚げされたカツオの計量を担当していて、警察は男が見返りをもらい犯行に及んだ可能性があるとみて捜査しています。
焼津漁協は幹部と顧問弁護士を中心とする調査委員会を設置し、不正の全容解明と再発防止を進めたいとしています。