運転手と歩行者の目線で…女児3人重軽傷の事故で警察や市が現場診断 「横断歩道が薄い」「立ち木で見通し悪い」 静岡・焼津市
静岡県焼津市で小学生3人が車にはねられ重軽傷を負った事故を受け、警察や焼津市が現場診断を行い、再発防止策を検討しました。
20日午後2時半ごろ、焼津市三右衛門新田の市道交差点で下校中の小学4年の女子児童3人が軽乗用車にはねられ、2人が頭や足の骨を折る重傷、1人が軽傷を負いました。過失運転致傷の疑いで、軽乗用車を運転していた焼津市に住む自称・会社員の女(19)が逮捕・送検されています。
28日の事件現場では、警察官や焼津市の職員、自治会の役員らが運転手と歩行者の目線で道路の形や見え方などを確認しました。参加者からは横断歩道の色の薄さや現場付近の沿道に生えている立ち木による見通しの悪さが指摘されました。
また、小学校でも、道路を渡る際は一旦停止して、自分の目で確かめるという教育を徹底してほしいという声もあがりました。
県交通安全協会 岡村延昌焼津地区支部長:「子どもたちの通学路になっているので、右左右を見て、自分で安全を確認して横断歩道を渡るという意識を持ってもらうのが一番かなと思う」
警察や市は今回出た意見を踏まえて再発防止策を検討します。