旧統一教会が選挙戦支援…自民党の若林洋平参院議員「知らなかった」 旧統一教会の静岡支部訪問も仲介した県議に抗議 /今週の静岡
若林議員「知らなかった。今後も教団関係者と関わるつもりはない」
8月29日、静岡朝日テレビの取材に応じた若林議員は「旧統一教会の関係者がいると知っていた人もいるかもしれないが、私自身は知らなかった。今後も教団関係者と関わるつもりはない」と説明しました。
また、若林議員は銃撃事件前の選挙期間中、6月26日に自民党の佐地茂人 県議の案内で、静岡市にある旧統一教会の静岡支部を訪れていました。会合に参加し、あいさつしたということです。これについて若林議員は「当初は旧統一教会だと気がつかなかった。出席したのは会の冒頭だけで、旧統一教会と分かって、すぐに佐地県議に抗議し、断りを入れた」と話します。
仲介した佐地茂人静岡県議は…
一方、若林議員を教団施設に案内した佐地県議は―
自民党 佐地茂人県議 (8月23日):「私の方で案内をさせてもらったが、(若林氏が)『ここの団体ではちょっと私も困る』ということで、はっきり態度を表明して、あいさつだけちょっと簡単にさせてもらって、失礼したというような形で」
施設を訪れた経緯については、自らの支援者でもある教団関係者から依頼を受けたと説明しました。
自民党 佐地茂人県議:「(若林)候補がどのような考えを持っているか一度じかにお話を伺いたいという内容だった。それに関しては若林さん自身も全く知らなかった話」
Q.佐地県議自身は旧統一教会の方である、あるいはそこの教会であるという認識は当然あるわけですよね?
A.「それは…ございます。私は他の宗教団体の方々も同様の形で平等にお付き合いしていた。今、社会問題化している中で、そうした状況であるのは非常に問題があると思っているので、その前はそうした認識は、申し訳なかったが、しっかりと思ってはいなかった」
佐地県議をめぐっては旧統一教会の関連団体が主催するサイクリングイベントの実行委員長を務めていたことも分かっています。今後の旧統一教会との関わりについては―
自民党 佐地茂人県議:「私も知らなかったとはいえ、非常にうかつで軽率な対応をしてしまったと深く反省しております。当団体とも当然のことながらしっかりとした形で、付き合いをお断りしていきたいという形で考えております」