園児置き去り死亡事件 初公判で元園長と元担任の被告は業務上過失致死罪の起訴内容を認める 静岡地裁

おととし9月牧之原市の認定こども園で、園児がバスに置き去りにされ死亡した事件の初公判が開かれ、元園長と元担任が起訴内容を認めました。

 おととし9月牧之原市の認定こども園で、当時3歳の河本千奈ちゃんが送迎バスにおよそ5時間置き去りにされ、重度の熱中症で死亡しました。

 事件から1年2カ月後、検察はバスを運転していた当時の園長の被告(74)と、当時の担任の被告(48)を、それぞれ業務上過失致死の罪で在宅起訴しました。

 静岡地裁で午前10時に 始まった初公判で2人は起訴内容を認めました。

 続く冒頭陳述で検察は「元園長の被告は園児が全員降りたことを確認するのは補助員の仕事だと思い込み、自ら確認しなかった」などと指摘しました。

静岡地裁