ごみ収集車運転していた男を送検 小学4年生の女子児童死亡事故 前方不注意の可能性も… 現場ではスピード違反の取り締まりも 静岡・浜松市
船引とわ記者:
「午前8時半前です。フードを被った容疑者の男が出てきました」
5月13日後3時半ごろ、浜松市浜名区新原(しんぱら)で横断歩道を渡っていた小学4年生の女子児童(9)がゴミ収集車にはねられ死亡した事故。
警察はごみ収集車を運転していた男(60)を過失運転致傷の疑いで現行犯逮捕し、容疑を過失運転致死に切り替えてけさ送検しました。
男は「ぶつかった衝撃で気づいた」と容疑を認めていて、ぶつかるまでブレーキは踏んでいなかったとみられています。
現場は、地元住民からも危険視されている場所の1つでした。
地元住民:
「なかなか止まってくれない、車が。こっちが止まってもこっちが止まらない時もあるので」
地元住民:
「(直前の)信号から速度を上げて来ちゃう、向こうからも北側からも結構な速度で走ってくる車が多い。危ないというのは常に感じていましたけど」
ゴミ回収車のドライバーとして20年勤務している容疑者の男。会社によると、以前にも勤務中に事故を起こしていました。
容疑者の勤務先担当者:
「2021年に浜松市で本人が数台の絡む多重事故を起こした。信号機のある交差点での事故。信号を見落として横から来た車と接触した」
警察は男が前方不注意だった可能性を視野に捜査しています。
事故をうけて午後、現場近くでは警察によるスピード違反の取り締まりと啓発活動が行われました。
浜北警察署 交通課取締係 増井利光 警部補:
「子どもたちの登下校時間帯の取り締まりを強化し、パトロール活動などを通じ、悲惨な事故が今後また起きないように精一杯やらせていただきたい」