投資名目で現金をだまし取る巨額詐欺の疑い 主犯格の容疑者は大手証券会社のトレーダーを名乗る 男女4人を送検
静岡県裾野市の女性から、投資名目で現金1000万円をだまし取ったとして、男女4人が逮捕された事件で、容疑者が大手証券会社のトレーダーを名乗っていたことが分かりました。
難波亮太記者:
「容疑者の身柄が検察庁に送られます」
詐欺の疑いで30日朝送検されたのは、福井県坂井市のアルバイト従業員の男ら県外の男女4人です。
4人はおととし1月下旬、裾野市の50代女性に「プロトレーダーに出資すれば、元本保証で毎月配当を受けられる」とうそをつき、現金1000万円をだまし取った疑いが持たれています。
捜査関係者によりますと、主犯格の男は大手証券会社のプロトレーダーを名乗っていたことが分かりました。
さらに、4人は被害者を対象に、配当金を配る会を開いていましたが、配当金は支払わなかったということです。
この事件の投資話は友人同士による口コミで広がったとみられ、被害者は全国に100人以上、被害額は数億円に上るとみられています。