3年生の成績や志望校などが生徒に閲覧できる状態に 校外への情報流出はなし 静岡県立下田高校
静岡県県教育委員会は、県立下田高校の3年生の生徒の成績や志望大学が、生徒10人に閲覧できる状態になっていたことを明らかにしました。
県教育委員会によりますと、10日午後2時すぎの6限直前、校舎内で職員が電子端末を用いて進学推薦会議の資料を確認していたところ、別の教室の電子黒板にミラーリングされ、3年生13人の成績などが生徒10人に3分間閲覧できる状態になったということです。
教室にいた生徒からの連絡を受け、すぐに資料を閲覧できない状態にしました。
閲覧できたのは評定平均値や欠席・遅刻数、志望大学などで、いまのところ校外への流出は確認されていません。
学校側は生徒と保護者に対して謝罪文を送ることにしています。
県教育委員会は個人情報の取扱いについて、すべての県立高校に周知し、下田高校の教職員に対しは再発防止のための研修を行う予定です。