心中を図り内縁の妻をタオルで絞めて殺害 男に執行猶予付きの判決 静岡地裁沼津支部
静岡県伊東市の雑木林で心中を図った内縁の妻を殺害した罪に問われた男の判決公判が地裁沼津支部で開かれ、男に執行猶予付きの判決が言い渡されました。
懲役3年、執行猶予5年の判決を受けたのは、都内に住む無職の男(75)です。判決などによりますと、男は2024年5月、伊東市内の雑木林で、内縁の妻(当時69)と心中を図り、内縁の妻の首をタオルで締めて殺害したとされています。
判決で地裁沼津支部の野澤晃一裁判官は「被害者の病気や介護を苦に心中しようとしたがやむにやまれぬ選択とまでと言えず、被害者から頼まれたとは言えその結果は重い」と指摘しました。
男は当初、殺人容疑で逮捕、送検されましたが、嘱託殺人罪で起訴されていました。