「保釈保証金を払えば逮捕しない」　浜松市の女性が警察官を名乗る男らから約５２０万円をだまし取られる

　浜松市の女性が約５２０万円をだまし取られる詐欺事件がありました。警察官を名乗る男らから「保釈保証金を払えば逮捕しない」などと言われて従ってしまったということです。

　警察によりますと、浜松市に住む５０代の自営業の女性の携帯電話に１２月１４日、携帯電話会社の社員を名乗る男から「あなた名義の携帯が不正に契約され犯罪に利用されている」と電話がありました。

　その後、２７日にかけて警察官や検察官を名乗る男らからも複数回、アプリを通して「あなたも犯罪者になる。保釈保証金を払えば逮捕されない」などと電話があったということです。

　女性はインターネットバンキングで指示された口座に２回に分けて計５２０万円を振り込みました。

　その後、女性は男からスマートフォンを初期化するように言われデータを消しましたが、男と連絡が取れなくなったため不審に思い警察に相談したことで被害が発覚したということです。

　警察は「警察官などを騙って現金を振り込ませる請求は詐欺」と注意を呼びかけています。