購入したボートを輸送中に浸水し転覆…60代男性が船底にしがみつき救助待つ 静岡・御前崎沖

 20日、静岡県の御前崎沖で男性が乗るプレジャーボートが浸水する事故がありました。男性は118番通報、海上保安部が転覆したボートの船底につかまって救助を待っていた男性を救助しました。

 御前崎海上保安署によりますと、20日午後3時頃、「何かに衝突して浸水している、燃料欠乏となり航行不能、全身打撲しているが歩行可能」と男性から118番通報がありました。御前崎海上保安署などが現場の海域周辺を捜索したところ、午後4時40分ごろ、御前崎沖6キロほどの海上で、転覆状態で漂流しているプレジャーボートを発見、船底にしがみついていた男性を救助しました。救助されたのは岐阜県に住む60代の男性で、胸部やあごの骨折や、低体温症の疑いがあることから、病院に搬送されましたが、命に別状はないということです。

 この船は、事故にあった男性がネットオークションで購入したもので、千葉県浦安市から三重県四日市市に向かう途中で事故がありました。男性は何かの漂流物に衝突後、船が浸水したと説明しているということで、御前崎海上保安署が、事故原因を調べています。