偽装結婚をした疑いで静岡・富士市に住むペルー国籍の男と日本国籍の女が逮捕

 婚姻の意思がないのに婚姻関係を結ぶ、いわゆる偽装結婚をしたとして、静岡県富士市に住むペルー国籍の男と日本国籍の女が逮捕されました。

 電磁的公正証書原本不実記録・同供用の疑いで逮捕されたのは、富士市に住むペルー国籍の派遣社員の男(27)と、日本国籍の会社員の女(29)です。

 警察によりますと2人は2023年8月、婚姻の意思がないにもかかわらず、婚姻届けを提出して、富士市役所の職員に対し女の戸籍にうその情報を記録させた疑いがもたれています。

 情報を受けた警察が2人の生活実態や行動について調査を重ね、婚姻の意思がないと判断しました。

 女は元々ペルー国籍で、帰化して日本国籍を取得していたということですが、警察は2人が知り合った経緯などを明らかにしていません。

 日本人の配偶者になると就業制限がなくなるため、警察は、男がその資格を得ようと偽装結婚し、女はその見返りに金を受け取っていた可能性があるとみて捜査しています。また、2人の偽装結婚を知りながら仲介した人物もいるとみて調べを進めています。

富士警察署
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