熱海土石流災害の起点に残る不安定土砂…撤去1カ月の遅れ 静岡県が対策会議で説明

 26日から盛土規制法が施行されるのを前に、静岡県は盛り土に関する事案の解決を図るため対策会議を開き、現状を共有しました。

画像: 熱海土石流災害の起点に残る不安定土砂…撤去1カ月の遅れ 静岡県が対策会議で説明 youtu.be

熱海土石流災害の起点に残る不安定土砂…撤去1カ月の遅れ 静岡県が対策会議で説明

youtu.be

 県庁で開かれた会議には、副知事や危機管理部長らが出席し、盛土規制法に向けた対応と県内で見つかった不適切な盛り土について、情報を共有しました。

 盛土規制法は、熱海市の土石流災害を受け、危険な盛り土などを全国一律の基準で規制するもので26日から施行が始まります。

熱海市

 会議では、熱海市土石流災害の崩落の起点に残る不安定土砂の撤去について、5月末までに撤去する計画で進めていたものの、降雨などの影響で進捗に1カ月程度遅れが生じていると説明。ただ、6月末までに完了させる予定で、9月に予定されている警戒区域解除への影響はないということです。

静岡市

 一方、静岡市葵区の杉尾・日向地区の不適切盛り土については、期限内に工事の着手がなかったことから、速やかに行政代執行に入る方針が示されました。

静岡県 森貴志副知事:「昨年7月に県の盛り土条例がすでに執行されているが、それと組み合わせながら不当な盛り土をさせない、安全な盛り土の管理を徹底していきたい」