狭い場所で85匹の犬を飼育…容疑者の女に保健所が30回以上衛生指導 16日には保護された犬の里親探す譲渡会も 静岡・富士市
静岡県富士市で多数の犬を飼育し衰弱させたとして、51歳の女が逮捕された事件で、女が3年ほど前から保健所の立ち入り検査を拒否していたことが、保健所への取材で分かりました。犬を保護した団体は16日に譲渡会を開く予定です。
富士市の51歳の無職の女は4月27日、自宅で小型犬など85匹を基準よりも狭い場所で飼育するなどして虐待した疑いが持たれています。
静岡県の富士保健所は2013年ごろから容疑者の自宅を訪れるなどして、30回以上にわたり衛生環境の改善や繁殖制限の指導を行っていました。容疑者は3年ほど前から保健所の立ち入り検査を拒否していたということです。
犬を保護した団体は16日に静岡市葵区と清水町で里親を探す譲渡会を開く予定です。