数十回だまされ…70代男性が計260万円の被害 パソコン画面に「ウイルスに感染」「解除に3万5000円必要」 静岡・御殿場市
パソコン画面に「ウイルスに感染されました」などと表示されたのをきっかけに、静岡県御殿場市の70代の男性が計260万円分の電子マネーの利用権をだまし取られました。男性は5日間、数十回にわたってだまされていたということです。
警察によりますと19日、70代の会社員の男性のパソコンに「ウイルスに感染されました」「解除するため連絡ください」と表示されました。男性が電話をかけると「ウイルスを解除するために3万5000円が必要」と言われ、言われたとおりに、コンビニエンスストアでプリペイドカードを購入し、カードの番号を教えました。すると、「支払いがエラーだった」「国際用の税金が必要」などといわれ、同じようにプリペイドカードを購入しては相手に番号を教えていました。
男性は19日から23日にかけて同様の行為を数十回繰り返し、計260万円分の電子マネーの利用権をだまし取られた、ということです。男性は同居の親族から「おかしい」と指摘され、詐欺と気づいたということです。
警察は「パソコンの画面に『ウイルスに感染しました』『連絡ください』などの表示は詐欺」と注意を呼び掛けています。