旧天竜林業贈収賄事件 中谷元市長の弁護人は証拠の開示を拒み再審請求を棄却した浜松簡裁の判断を批判

旧天竜林業高校で起きた贈収賄事件で、再審請求が棄却された元天竜市長の弁護士は「証拠を開示をして審理を尽くすべき」と裁判所の判断を批判しました。

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旧天竜林業贈収賄事件 中谷元市長の弁護人は証拠の開示を拒み再審請求を棄却した浜松簡裁の判断を批判

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 中谷良作元天竜市長は2006年、孫の大学進学のために、当時の天竜林業高校の北川好伸校長に調査書の改ざんを依頼し、見返りに現金20万円を渡したとして有罪判決が確定しました。

 その後、捜査機関に自白を誘導されたとして再審請求をしましたが、5月8日浜松簡易裁判所は訴えを棄却。

 自白の誘導や、2回目の金銭授受があったとされる日には アリバイがあったとする弁護側の主張は明白な新証拠として認められず、中谷元市長は不服として即時抗告しています。

 会見で杉尾健太郎弁護士は裁判所の判断を批判し、即時抗告審でも東京高裁に証拠開示を求める姿勢を示しました。

杉尾健太郎弁護士:
「証拠は税金を使って集めているので、国民のもの。罪を問われている被告人のもの。全て開示した上で審理をやり直すべき」
 
即時抗告について中谷元市長は「徹底的に戦う」とコメントしているということです。