静岡県内の児童相談所が２０２４年度対応した児童虐待に関する相談は３１４８件　前年度に比べ４０６件減少も依然高水準

　静岡県内の児童相談所が２０２４年度対応した児童虐待に関する相談は、３１４８件でした。

　静岡県によりますと、２０２４年度、県内７か所の児童相談所が対応した児童虐待に関する相談件数は３１４８件で、前の年度に比べ４０６件減少しましたが、依然、高い水準となっています。

　最も多いのは言動や態度で感情を傷つける心理的虐待で、全体の６割を占めています。また、実の父親や母親からの虐待は全体のおよそ８割で、未就学児の虐待が最も多く、次いで小学生の児童となっています。

　県では児童虐待防止策を最重要課題と位置づけ、児童を一時的に保護する施設の人員を増やすなどして、対応強化にあたっています。