「抱きしめましょうか」…市職員をセクハラで減給処分 2人きりの時に女性の体触る 静岡・富士市
静岡県富士市教育委員会は、女性職員の体を触るなどのセクハラ行為をしたとして、教育委員会に所属する男性職員を、減給3か月の懲戒処分としました。
富士市教育委員会によりますと、教育委員会の男性主事(29)は4月4日、市内で富士市職員の女性の体を触ったり、「抱きしめましょうか」と話したりするなどのセクハラ行為をしたということです。女性の関係者から市の人事課に連絡があり、聞き取りをしたところ、男性職員は行為を認め、「反省をしている」などと話しているということです。セクハラ行為は2人きりの時に行われ、目撃者はいませんでした。男性職員は酒を飲んでいなかったということです。
市教育委員会は6月30日付で、男性職員を減給10分の1(3か月)の懲戒処分とし、管理監督する立場だった課長級の職員を口頭による厳重注意処分としました。
富士市の太田桂教育長は「職員がこのような行為を行い、市民の皆さまに多大な御心配、御迷惑をおかけしましたことを、心よりお詫び申し上げます。今後、職員の一層の綱紀粛正を図るとともに再発防止に取り組み、信頼回復に努めてまいります」とコメントしています。
