フットブレーキの使い過ぎによる「フェード現象」か…バスの検証実施へ 逮捕の運転手を送検 21人死傷の観光バス横転事故 静岡・小山町
静岡県小山町の県道で13日、観光バスが横転し1人が死亡、20人が重軽傷を負った事故で、逮捕された運転手の男が15日朝送検されました。また、警察は来週にもバスの検証を行う方針です。
13日、小山町の富士山5合目と小山町須走をつなぐ県道・ふじあざみラインで、乗客と乗員36人が乗った観光バスが下り坂で横転し、埼玉県入間市の74歳の女性が死亡、6人が重傷、14人が軽傷を負いました。
15日午前、バスを運転していた埼玉県飯能市の26歳の男の身柄が検察に送られました。運転手の男は警察の調べに対し「ブレーキが利かなかった」と供述していますが、バス会社の出発前の
点検ではブレーキに異常は見られず、事故現場にもおよそ100メートルにわたってタイヤの跡が残っていました。警察はフットブレーキの使い過ぎでブレーキの利きが悪くなる「フェード現象」が起きた可能性もあるとみて、来週にも観光バス本体の検証を行うということです。