飲酒運転事故を偽装し同乗者から計268万円だまし取る…詐欺などの罪で懲役2年8か月執行猶予4年の判決 静岡地裁浜松支部
浜松市内で去年、交通事故を装って示談金として現金をだましとった罪などに問われた男に、静岡地裁浜松支部は13日、執行猶予付きの判決を言い渡しました。
判決によりますと、住居不定・無職の22歳の男は去年9月、浜松市北区の会社員らと共謀し、浜松市内で飲酒運転による交通事故を偽装。示談金として車に同乗していた女性から現金だまし取る方法で、詐欺2件と詐欺未遂1件にかかわり、計268万円をだまし取りました。
地裁浜松支部の高島由美子裁判官は「偽装事故の下見をするなど計画的で、手口が悪質」と指摘。一方で「犯行を認めて、今後共犯者らと交際しないことを約束している」とし、男に懲役2年8か月、保護観察付きの執行猶予4年の判決を言い渡しました。