自動音声に従ったらニセ警察官につながり…70代男性150万円だましとられる 静岡・磐田市
7月31日、静岡県磐田市に住む無職の70代の男性が約150万円をだまし取られました。
警察によりますと、7月上旬、男性の自宅に通信事業者を名乗る自動音声から「料金が支払われていない」「契約を打ち切る」「不明な点があれば1を押してください」などと電話がありました。その後、男性は指示通り電話を操作したところ、カスタマーセンターや警察官を名乗る者につながり、「これから話すことは守秘義務がある。もし破ってしまうと懲役になってしまう」「あなたにマネーロンダリングの容疑がかかっている」などと言われ、現金を要求されたということです。
7月31日、男性の自宅に金融庁の職員を名乗る男が訪れ、男性は現金約150万円を手渡してだまし取られました。
警察によりますと、男が自宅に来ている間、男性の元には警察を騙る男から「秘匿でお金を確認するから見ないでくれ」「別の部屋に移動してくれ」などと電話がかかっていたということです。お金を手渡した後、これまで連絡をしていた番号と連絡がとれなくなり、不審に思った男性が警察に被害申告をして事件が発覚しました。
警察は「警察官や検察官が犯罪に加担したと不安を煽り、潔白を証明するために現金を要求するようなことはありません」と注意を呼びかけています。
