自動車修理工場からホイールやタイヤなど車の部品が盗まれる事件が相次ぐ 組織的な犯行か

静岡県内では自動車の修理会社からホイールが盗まれる事件が続きました。その手口とは。

画像1: 自動車修理工場からホイールやタイヤなど車の部品が盗まれる事件が相次ぐ 組織的な犯行か

各務実来記者:
「大通りに面した位置にある 焼津市内の自動車修理会社です。こちらの場所、夜間は街灯がほとんどなく、 人通りが少ない場所だということです。あちらの倉庫の中にあったタイヤが盗まれてしまいました」

 被害にあったのは、この場所で10年近く自動車修理会社を営む佐藤恭一さんです。

佐藤恭一さん:
「白い倉庫ですね、コンテナを倉庫代わりに使っているんですけれど、そこの鍵を壊されてしまって」

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 去年11月中旬、倉庫に閉まっていたミニバンのスタッドレスタイヤや、ホイールなどがなくなっていることに気付きました。

 その数40点。被害額は50万円以上です。

佐藤恭一さん:
「ちゃんと鍵をかけてあったものなので、すごい気持ち悪かったですね。お客さんのホイールとかも預かっていたものですから。冬のシーズンに使いたいスタッドレスタイヤを組んであるホイールばっかりだったものですから。金銭的な被害なんかも 発生してしまいました」

 最後に会社を出たのは、前日午後10時半ごろ。

 倉庫には4桁のダイヤルロックをかけていましたが、2カ所で壊されていました。

佐藤恭一さん:
「多分複数犯でやったんじゃないかなと思いますけれど。1つ10キロ以上するものを運ばなければならないので、それなりの時間と作業はかかっちゃいますよね」

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ナンバープレートや住宅が狙われるケースも

 1月29日このタイヤなどを盗んだ疑いで、警察は焼津市石津向町の自称・建設作業員(22)を逮捕。

 また、同じ時期に静岡市清水区の自動車修理会社からホイール付きのタイヤ2本を盗んだ疑いで、島田市道悦の自称・工員(22)を逮捕しました。

画像1: ナンバープレートや住宅が狙われるケースも

 警察によりますと、2021年車などの部品が盗まれる部品ねらいは248件発生。

 年々減少傾向にはありますが、ナンバープレートなどが盗まれる被害が目立ち、住宅が狙われる傾向にあるということです。

画像2: ナンバープレートや住宅が狙われるケースも

 警察は、2つの事件の関連や、組織的な犯行の可能性も視野に捜査を進めています。