静岡・三島市の小学校教諭が車上荒らしに遭い、持ち出してはいけない児童の住所や指導記録などが載った指導簿を盗まれる

 静岡県三島市の小学校教諭が車上荒らしに遭い、持ち出してはいけない児童の住所や指導記録などが載った指導簿を盗まれました。今のところ情報の流出は確認されていないということです。

 三島市教育委会によりますと、市内の小学校に勤務する教諭は、10日午後6時ごろ、店舗駐車場に停めていた車の窓ガラスが割られ、中にあったカバンが盗まれていることに気付きました。

 カバンには教諭が担当している学年、およそ40人の児童の名前や住所、電話番号のほか、学校生活の指導記録が書かれた指導簿が入っていました。教諭は警察に通報して対応しましたが、カバンや指導簿はまだ見つかっていません。

 今のところ、情報の流出は確認されていないということです。

 市が定めた基準では、児童生徒の個人情報を学校外に持ち出してはいけないことになっていて、教諭は「認識が甘かった」などと話しているということです。教育委員会や校長は該当する学年の児童と保護者に事案の説明と謝罪をした上で、個人情報の取り扱いを再度周知し、徹底することを伝えました。

 小塚英幸教育長は「当該教諭の不注意でこのような事態を招き大変遺憾でございます。児童や保護者の皆様に多大な御迷惑をおかけし、信頼を損ねる結果となったことに深くお詫び申し上げます」などとコメントしています。

三島市役所
三島市役所