捜査書類に虚偽の内容を記載した罪に問われている元静岡県警の警察官の男に執行猶予付きの判決 静岡地裁

捜査書類に虚偽の内容を記載した罪に問われている元静岡県警の警察官の男に執行猶予が付いた判決が言い渡されました。

 判決を受けたのは元浜松中央警察署交通第一課の被告(57)です。

 判決によりますと、被告は5月に浜松市で起きた酒気帯び運転事件で、通報者が「中央分離帯に衝突して止まっている車両がある」と別の警察官に伝えたにもかかわらず、捜査書類には「事故を目撃した」などと虚偽の内容を記載したとされています。

 判決で丹羽芳徳裁判長は「警察官の事件捜査に重大な疑念を生じさせる悪質な犯行」と指摘しました。

 一方で、「依願退職しており十分な社会的制裁を受けている」などとして、懲役1年6カ月執行猶予3年の判決を言い渡しました。

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