「人として最低なことをした」と涙ぐむ…強制わいせつ致傷の罪に問われた司法書士の男、起訴内容認める 静岡地裁
静岡市で当時10代の女性にわいせつな行為をして、けがをさせた強制わいせつ致傷などの罪に問われている男の初公判が静岡地裁で開かれ、男は起訴内容を認めました。
起訴状などによりますと、静岡市の44歳の司法書士の男は、2005年7月、静岡市の当時19歳の女性の自宅に忍び込み、「殺すぞ」「服を脱げ」と脅して、体を触るなどし、その際、女性にけがをさせた罪に問われています。
被告の男は初公判で起訴内容を認め、弁護人からの被告人質問に「人として最低なことをした」「被害者に申し訳ない」と涙ぐみながら答えました。
検察側は「被害者のけがの程度も軽くなく、わいせつ行為の中でも最も悪質な部類」と指摘。一方で、弁護側は事実関係に争いはないものの、被告の男が、女性の自宅に侵入する際、「わいせつな目的はなかった」と主張しています。