「魚市場に対する社会の信頼を傷つけた」 焼津漁港冷凍カツオ窃盗事件で漁協職員に有罪判決 静岡地裁

 静岡県焼津漁港の冷凍カツオ窃盗事件に関与した罪に問われた焼津漁協職員の男に対し、静岡地裁は懲役1年6カ月執行猶予3年の判決を言い渡しました。

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 判決によりますと、焼津漁協職員の被告(32)はおととし8月、水産加工会社の元社長らと共謀し、焼津港に水揚げされた冷凍カツオおよそ930㎏時価およそ13万円分を盗みました。12日の判決で静岡地裁の国井恒志裁判長は、「大胆かつ計画的な犯行で、常習的な犯行の一環でもある。自らの報酬目的で犯行に加担しており、厳しい非難は免れない。魚市場に対する社会の信頼を傷つけた」と指摘しました。

 一方で、「被害弁償の意思を示し、再発防止策に従って誠実に職務に取り組むことを誓約している」などとして、被告に懲役1年6カ月、執行猶予3年を言い渡しました。