静岡県焼津漁港冷凍カツオ窃盗事件裁判で水産加工会社元役員に懲役3年求刑 静岡地裁 

静岡県焼津漁港で起きた冷凍カツオ窃盗事件の裁判で、いわゆる第3ルートに関与したとされる水産加工会社元役員に、検察は懲役3年を求刑しました。

起訴状などによりますと、焼津市の水産加工会社元役員の被告は2021年3月、焼津漁港に水揚げされた冷凍カツオあわせて約78トン(時価1240万円相当)を、本来必要な計量をせずにトラックに積み込み盗んだ罪に問われています。

この事件をめぐっては、焼津漁協の職員も逮捕されていて、漁協が作成した報告書では、職員による不正行為が少なくとも20年前から常態化していたことが明らかになっています。

また、これまでに3つの窃盗ルートが明らかになっていて、被告は運送会社社長の男や水産加工業者の男と共謀し、いわゆる第3ルートに関与したとされています。

4日、静岡地裁で開かれた裁判で検察側は、「各船主会社に与えた財産的被害は甚大で、水産業界に与えた影響も小さくない」として懲役3年を求刑しました。

これに対し弁護側は、「被告は被害にあった会社への弁償も行っていて深く反省している」として執行猶予付きの判決を求めました。

最後に被告は、「焼津漁港に育ててもらった身でありながら、信用を失墜させることをしてしまった」と涙ながらに語りました。

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