袴田弁護団は早期の公判開始と公判を短期で終えることを静岡地裁に申し入れへ

いわゆる「袴田事件」の再審裁判のやり直しに向けた三者協議を前に、弁護団らが会議を開き、静岡地裁に公判を速やかに進めるよう求めることを明らかにしました。

画像: 袴田弁護団は早期の公判開始と公判を短期で終えることを静岡地裁に申し入れへ youtu.be

袴田弁護団は早期の公判開始と公判を短期で終えることを静岡地裁に申し入れへ

youtu.be

久須美舞記者:
「都内の弁護士会館では弁護団らによる会議が行われています。 県内にいる袴田巌さんの姉のひで子さんや一部の弁護士はオンラインで参加しています」

2時間半にわたり行われた9日の会議では、弁護士や支援者らおよそ20人が参加しました。

 静岡地裁に早期の公判開始と公判を短期で終えることを求める申入書の内容について話し合いました。

西嶋勝彦弁護士:
「第1回公判をいつ開くかという中身の議論に進みたいと思う。次回は(検察は)すでに特別抗告を断念しているから、考え方から言っても新しい立証はないはずだし。検察の立証を許さないということを裁判所に理解してもらう」

 弁護団によりますと申入書は2~3日のうちに提出するということです。

 4月行われた三者協議では検察が「立証方針を決定するまで3カ月必要」という考えを示していて、弁護団らは29日に開かれる2回目の三者協議で、申入書の内容を改めて表明する方針です。