「お母さんと子どもはギリギリ逃げられたが、おばあちゃんは安否が分からない」 安否不明約20人…静岡・熱海市の土石流現場は

 3日、土石流により住宅十数棟が流され、20人程度の安否が分からなくなっている静岡県熱海市で、2人が心肺停止の状態でみつかりました。

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「お母さんと子どもはギリギリ逃げられたが、おばあちゃんは安否が分からない」 安否不明約20人…静岡・熱海市の土石流現場は

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 消防によりますと、3日午前10時半ごろ、熱海市伊豆山で、付近の住民から「土砂崩れが起きた」と消防に通報がありました。静岡県によりますと、これは土石流で20人程度の安否が分かっていないということです。現場を下った場所にある伊豆山港では心肺停止の状態で2人がみつかりました。年齢や性別などの身元はわかっていません。

地元消防:「今もう土石流が流れてしまったところに、お母さんと子供がいたけど、お子さんとお母さんはギリギリ逃げられたが、おばあちゃんがいたみたいで、おばあちゃんは安否が分からない状態」

静岡県 川勝平太知事:「似たようなことは伊豆山だけでなく、同様の地形のところがたくさんあるので、同じようなことが起きても不思議ではない。河川の近くの方々は用心して、避難所等に避難していただくのが大切」

林輝彦アナウンサー:「土砂は画面左上の伊豆山から流れ込んできました。建物3回に1時間ほど前まで高齢男性が取り残されていましたが、無事保護されました。建物も1階部分から倒壊しています。消防隊員や自衛隊員による救助活動が続いていますが、視界が悪くなっていて救助活動は難しくなっています」