「バタついて冷静な行為ができなかった」保育園園児虐待事件で逮捕された元保育士の39歳の女が説明 静岡・裾野市

静岡県裾野市の保育園で、当時働いていた保育士3人が園児への暴行の疑いで逮捕された事件で、元保育士の39歳の女が「バタついて冷静な行為ができなかった」と説明していることが弁護士への取材で明らかになりました。

 裾野市の「さくら保育園」では、当時働いていた保育士の女3人が1歳と2歳の園児に対し、両足をつかんで宙づりにするなどの暴行を加えた疑いで逮捕・送検されています。

 その後、元保育士の女(39)の弁護士への取材で、バインダーで1歳の男の子の頭を叩いたことは認めている一方、「新型コロナの感染拡大で、園では園児の健康チェックを行っていた。お昼寝の前に検温を行っていて手にバインダーを持っていたところ、当該園児がおもちゃの台所に登ろうとしたため、上に登ってしまったら危ないと思い頭を叩いてしまった。押さえつけてしまった。確かに今思えばバインダーを置いて両手で抱きかかえればよかったが、バタついていて冷静な行為が出来なかった。そのほかの事案や、2歳児への暴行はしていない」と話していることがわかりました。

 事件があったさくら保育園は6日から園児の受け入れを再開し、一方、園を運営する法人は、理事長を兼任する園長を交代させる方針であることを明らかにしています。

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