園児と保護者対象の心のケアに関する相談会開催、園児虐待事件受け 一方、来年度の入園希望者からは41件の変更手続きも 静岡・裾野市
静岡県裾野市の保育園で園児を虐待したとして元保育士3人が逮捕された事件で、10日裾野市は園児と保護者を対象に心のケアに関する相談会を開きました。
6月、裾野市の「さくら保育園」で園児の両足をつかんで宙づりにするなどの暴行を加えた疑いで、当時働いていた保育士の女3人が逮捕されました。
捜査関係者によりますと、3人はいずれも概ね容疑を認めています。
市は事件を受けて、10日午前10時から裾野市民文化センターで1歳児クラスの園児と保護者を対象に心のケアに関する相談会を開きました。
市によりますと、9日までに5つの家族から申し込みがあり、保育の専門家による講話や民間から派遣された公認心理師による個別相談を行ったということです。
市は1歳児クラス以外にも対象を拡大して、今後も相談会を続けるとしています。
これまでに保護者からは転園や別の園での一時預かりの申し入れがあったほか、来年度の入園希望者からは41件の変更手続きがされています。