給付金不正請求事件で詐欺罪に問われた障害児施設の理事長が起訴内容認める 静岡地裁浜松支部

浜松市で障害のある子どもが通う施設を運営していたNPO法人による給付金不正受給事件で、詐欺罪に問われている法人の理事長の女が、22日開かれた初公判で起訴内容を認めました。

起訴状などによりますと、浜松市中区のNPO法人の理事長(65)は、去年5月から8月までの間、運営していた放課後等デイサービスが給付金の支給要件を満たしていないにも関わらず、市に嘘の申請をして、およそ2900万円をだまし取った罪に問われています。

 22日午前地裁浜松支部で開かれた初公判で、被告は起訴内容を認めました。

 冒頭陳述で検察側は「事情を知らない職員に、被告が指示をして給付金の申請をさせていた」と話し、被告の理事長だけが不正受給になることを理解していたと指摘しました。

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