「横断歩道で一度止まれば良かった」…40代女性が死亡した事故で運転手の男が起訴内容認める 検察は拘禁刑1年6カ月を求刑 弁護側は執行猶予求める 静岡地裁 

 今年2月、静岡市の県道で40代の女性を大型トラックではね死亡させた事故の初公判が1日、静岡地裁で開かれ、検察は拘禁刑1年6カ月を求刑しました。

 起訴状などによりますと、静岡市清水区に住む58歳の被告は2月、静岡市の県道で大型トラックを運転中、時速およそ15キロで自転車に乗っていた44歳の女性をはね、死亡させたとされています。

 初公判で、被告は「間違いありません」と起訴内容を認めました。検察は冒頭陳述で、左サイドミラーを注視しないなど、自転車の安全確認を怠ったと指摘しました。被告人質問で被告は「被害者の家族ほか関係者に迷惑かけて申し訳ない」「横断歩道の手前で一度止まれば良かった」などと証言しました。

 一方で検察が、遺族に直接謝罪はしたのか問うと、被告は「一度遺族側に申し込んだけど、関わらないでと言われて保険会社を介してやり取りをしている」「現場には月に1回、お供えを持って手を合わせに行っている」と答えました。

 検察は幼い子ども3人に将来にわたって甚大な影響を与えること、1人で子どもを育てる夫に 精神的・経済的に負担をかけるなどとして、被告に拘禁刑1年6カ月を求刑しました。

 弁護側は記憶通りに事実を話し深く反省しているうえ、今後運転は限られた用途で再犯の可能性は低いと主張し、執行猶予付きの判決を求めました。

 判決は10月20日に言い渡される予定です。

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