「物価上昇が続いており時期尚早」…浜松市が「家庭ごみの有料化」条例案の9月議会提出を見送り

 浜松市の中野祐介市長は、市が検討している家庭ごみの有料化について、市議会9月定例会での関連条例提出を見送ると発表しました。

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 浜松市は、ごみの減量などを目的に家庭ごみの有料化を検討しています。市はこれまでに、市民への説明会を開き、意見を集めていましたが、去年の市議会11月定例会で、原油価格や物価高騰を踏まえ、今年9月定例会をめどに関連条例案を提出する意向を示していました。

 浜松市の中野祐介市長は28日の定例会見で「物価上昇が続いている一方で、実質賃金の上昇は明らかになっていない。このタイミングで条例案を諮ることは時期尚早と判断した」と、9月定例会での条例案提出を正式に見送ることを明らかにしました。

 浜松市は条例の提出時期について、年度内をめどに示したいとしています。