自民党細野氏 どうなる静岡県連入り 県内国会議員が結論見送り 所属支部は?
「静岡5区の問題について、静岡県選出の国会議員の皆さん一堂に会して、様々な意見があったが、残念ながらひとつの方向にまとまることはできなかった」
きのうの会議で賛否両論があってまとまらなかったというのが、あの人の静岡県連入り問題です。
自民党入党を訴えて、無所属で選挙を戦い、圧勝した静岡5区の細野豪志衆院議員。
選挙後の今月5日、細野氏の自民党入党は決まりましたが、静岡県連に所属するかは宙ぶらりんの状態が続いています。
自民党 遠藤選対委員長(5日):
「(Q総理から細野氏入党について何か?)いや、ご苦労様と。まぁ総理の気持ちを考えればね、いろいろ思いはあるんでしょうけど、そこは組織ですから、ということです」
関係者によると、岸田総理側から示された細野氏入党の条件のひとつは、静岡5区の支部長を岸田派の吉川赳氏のままにすることだったといいます。
また遠藤選対委員長は当初、細野氏を自らが所属する山形県連で預かることも検討していました。静岡県連の反発を考えてのことです。
自民党 和田篤夫静岡県議(8日):
「受け入れたくない。もちろんです。気持ち自体を変えろと言っても、それは無理」
ただ、静岡5区の自民党支持者らからも細野氏の静岡県連入りを望む声が上がっていました。
細野豪志衆院議員(10日):
「(Q所属先は?)いや、それはもうお任せをしているので、私としては静岡でやってきたというところがあるので、そういう思いは伝えてあって、あとの手続きそのものは党の方でやっていただけるということですので、お任せをしている」
自民党 吉川赳衆院議員(10日):
「県連であるとか、選挙区支部長という話は私があれこれ言う立場にはありません。それはしっかりと県連なり、組織の決定に従うつもりでいる」
その後、党本部から細野氏を静岡県連に入れるよう指示があり、自民党県議たちは23日の議員総会で、県連入りを容認しました。
関係者によると、吉川氏が静岡5区支部長を続け、細野氏は県連内の別の支部に所属する方針が示されたということです。
きのう開かれた県連所属の国会議員会議で正式決定するとみられていましたが。
自民党県連 城内実副会長:
「静岡5区の支部長については吉川赳氏。そして静岡県連のもとに細野豪志氏の支部をつくることについては、厳粛に受け止めるべきだと言う声も、国会議員の一部や県会議員の方など、有権者の皆さんがあることは否定できない事実なので、そこも含めてしっかり意見をまとめられればと思う」
「(Q入れるか否かを早急に決めるということ?)そうですね、はい」なかなか決まらない細野氏の県連入りについて、静岡5区の有権者は…。