やっと動き出す鉄道高架化事業 1月から新貨物ターミナルの造成工事に着手 静岡・沼津市
静岡県のJR沼津駅周辺の鉄道高架化事業の第一段階となる新貨物ターミナルの造成工事が、来月始められることがわかりました。
沼津市
頼重秀一市長:「新貨物ターミナルの着工式を迎えることがかなった。このことにより、大きな懸案事項がひとつクリアされ大変ありがたい」
沼津市の頼重秀一市長は、きょうの会見で鉄道高架化事業に伴い一本松地区で予定されていた新貨物ターミナルの造成と調整池を作る工事を、来月14日から始めると発表しました。ターミナルの造成工事は土地を地ならしする作業で、市が行い来年度中に完了する予定です。その後、県がコンテナホームなど鉄道施設の工事を行うということです。
鉄道高架化事業は当初、着工から13年で工事が完了するとしていましたが、現在県とJRなどとの間で施工についての協議が重ねられていて、工期が変わる可能性もあるということです。
沼津市の鉄道高架化事業をめぐっては、地権者の一部が土地の明け渡しに応じなかったため、2月に土地の強制収用が行われ用地取得が完了していました。2003年に県が決めた鉄道高架化事業、決定から20年近く経ち最初の工事が始まることになります。