難波市長 静岡市役所清水庁舎は「現位置改修案」を改めて強調 前田辺市政との違いも強調

静岡市の難波喬司市長は25日の定例会見で、清水庁舎の改修について現在の方針を維持する考えを示しました。一方いわゆるハコモノ事業の優先順位については、前市政との考え方の違いに言及しています。

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難波市長 静岡市役所清水庁舎は「現位置改修案」を改めて強調 前田辺市政との違いも強調

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静岡市・難波喬司市長:
「現時点では現位置改修案というのを尊重していると言うことになります」

【そもそも庁舎移転計画とは・・・】

建設から40年(昭和58年)が経過し、老朽化が進む静岡市役所 清水庁舎。

画像1: 【そもそも庁舎移転計画とは・・・】

移転をするのか、建て替えをするのか、もしくは今の建物を改修するのか、長年議論が続いてきました。

タウンミーティング(2017年)

 清水庁舎をめぐっては、桜ヶ丘病院の移転問題と共に
市が主催した「タウンミーティング」で大きなテーマの1つとなりました。

 当時の田辺市長を筆頭に静岡市側は市民に説明を実施。ところが・・・

画像2: 【そもそも庁舎移転計画とは・・・】

田辺市長(当時);
「聞いてください! 聞いてください!」

 会場では賛否両論の意見が飛び交い、 怒号が聞こえる場面も。

 それだけこの「清水庁舎問題」は静岡市にとって根が深い問題でした。

 議論の結果、一時はJR清水駅東口公園への移転・建て替えが決まりましたが、桜ケ丘病院の移転などを理由に、再び計画が変更され現在の位置で改修する方針となっています。

画像3: 【そもそも庁舎移転計画とは・・・】

25日の市長会見

 そうした中、25日の会見で難波市長は・・・

静岡市・難波喬司市長:
「一部新聞報道で事実と異なる記事が掲載されたことから、指示事項を今回私がどういう指示をしていたのかということを詳しく示します」

画像1: 25日の市長会見

 「事実と異なる」と話したのは、一部メディアが報じた清水庁舎と新サッカースタジアムを複合した施設に整備する方針について。

 25日の会見では“難波市政”としての方針を示しました。

画像2: 25日の市長会見

静岡市 難波喬司市長:
「現時点においては、清水駅東口には庁舎の移転先としての十分な用地がなくて、かつ清水庁舎の耐震改修はもう緊急を要するもの。従って、ライフサイクルコストの点では現位置建て替え案が有力だが、建て替えに時間を要するので、緊急回避策としては、現位置改修案を選択すると。これが私の今の考え」

Q.報道されたスタジアムと庁舎の合築というのは、
特に要望されたことも自分から述べたこともないということですか?

「要望されたことはない。そして自分から述べたことというのは、市長の就任前ですね、いろんな考え方を示していましたが」

Q.現時点ではこの庁舎とスタジアムを一体で整備する案を選択していないということで考え方としてはいいでしょうか?

画像3: 25日の市長会見

「はい。選択していないです。全く別物だと思っています」

 さらに、記者からは田辺信宏前市長が進めてきた「東静岡のアリーナ構想」とのバランスについて問われる場面も…

記者:
「前田辺市長の時代にアリーナとサッカースタジアムの整備については優先順位をつけられて、アリーナの整備を優先させるというふうなことを述べられて、それを実際に4次総にも明示されておりますが、この優先順位については難波さんは何かまた違う考えをお持ちなのかどうか?」

難波市長:
「それは考えは違いますね。どちらを誘致、どちらを急ぐかという問題じゃなくて、これは誘致案件でした」

画像4: 25日の市長会見

「ちょっとこのアリーナについては、この中に書いてますけども、誘致案件にするのか、公的関与を強めるのかというところで、今揺れがありますので、方針変更になりつつありますから、まあそういう面では前市長の時と少し違うと思いますけれども、ただ基本は民間投資を入れると言うことですから、そのどちら、アリーナもそうですしスタジアムも民間投資を入れると言うことですから、民間投資が早く決まって、それが動いていけばですね、早い方を優先するというのが良いと思っています」

 田辺市政との“考え方の違い”も強調した難波市長。

 清水の街づくりについてどのような舵を切るのか、注目が集まります。