学校連携の五輪観戦プログラムが半数近くキャンセルに 「子どもたちの安全が第一」 静岡県
東京オリンピック・パラリンピックで計画されている児童や生徒向けの観戦プログラムで、当初の半数近い40校以上が新型コロナ感染拡大への懸念を理由に中止したことが、静岡県のまとめで分かりました。
競技会場がある自治体の学校などを対象とした「学校連携観戦プログラム」は、大会組織委員会から児童や生徒向けにチケットが低価格で提供されます。静岡県内の小中学校などもこの対象となっていて、大会延期前の2021年3月の時点では93校が参加予定で、およそ1万枚のチケットの申し込みがありました。しかし、静岡県が先月末から改めて各学校の意向を確認したところ、今月23日までに93校のうちの43校が、新型コロナウイルスの感染拡大を懸念してキャンセルしたということです。キャンセルされたチケットはあわせておよそ5000枚です。
静岡県オリンピック・パラリンピック推進課は「子どもたちに世界一流のレガシーを伝える機会だが、安全が第一であり各校の判断を尊重したい」と話しています。