「国はスピーディーに審査を進めて」 浜岡原発の安全審査について地元市長…再稼働の是非は明言せず 静岡・御前崎市
静岡県御前崎市の浜岡原発が停止してから今年で10年です。御前崎市長は3号機と4号機の安全審査が長期化していることについて「国にスピーディーに審査を進めてほしい」と話しました。
静岡県御前崎市 柳沢重夫市長:「審査が通らないと市民の安心につながらないので、スピーディーに審査を進めていただきたいと、これまで5,6回規制委員会に要望してきた」
御前崎市の柳沢市長は規制委員会の審査を「スピーディーに進めてほしい」としたうえで、再稼働の是非については「仮定の話には答えられない」と明言を避けました。浜岡原発は福島第一原発の事故を受け、運転を停止しましたが、中部電力は3号機と4号機の再稼働を目指し、2014年と2015年に新規制基準の適合審査を申請。現在も審査が続いています。市長は再稼働のハードルとなる地元の同意については、「住民にしっかりと説明し、理解を得るべきだ」としています。